【お答えします!】うちの軽四にスロープ付けて車いす移動車になぜ出来ない?
箱形の軽四自動車、大阪では”軽ハコ”なんて言ったりしますが、結構荷室も広く車いす移動車に良いのでは?
ということで時々ご相談いただきます。
『近くの施設が使っているような車いす移動車にうちの軽ハコを改造してください!』
実は、改造出来るのですが・・・・大丈夫ですか? その理由は2つ
第一の理由は、荷室の高さにあります。
使用される方、車いすごと乗り込む方の体格により改造しても使用できない可能性があるからです、通常車いすごと乗り込むには1300mmの高さが
必要です、この高さで天井に頭が当たらない高さといわれています。
小柄な女性、お子様などは問題ないと思われますが大柄な方は1300mm以上ないと髪の毛が擦ってしまうかもです。
では、軽ハコの荷室の高さはどれくらいあるのでしょうか?
車種にもよりますがおおよそ入り口で1100mm、入って1200mmちょっとという感じでしょうか・・
つまり通常仕様の軽ハコにリフトやスロープを付けても実際には使用できない可能性があるのです。
一度ご自分のお車を測ってみてください。
なぜ?メーカーの軽四スローパーは大丈夫なの?
メーカーのスロープ仕様車には、秘密が沢山あるのです。
代表的なものとして、車両を後ろから見るとリアバンパーが3分割になってますよね、これは車いすのまま乗り込みやすくするために
車いす移動車専用のフロアー設計をしているからなのです、この専用設計のおかげで楽に乗り込む事が出来、荷室の高さも1350mmと
高くなるように設計しているのです。
では、『同じように私の車もフロアーを切って改造してくれ』というお声が聞こえそうですが、そう簡単にはいきません、
たとえ、鉄板を切り継ぎして出来たとしても費用的にかなりの金額が発生します、尚且つ、改造のための強度の証明もしなくてはなりません
その費用も発生します、スロープも設置しないといけません、あれよあれよのうちに、もう一台クルマが買える金額になってしまいます。
結果、費用対効果を考えれば改造よりも乗り換えをする方が得策・・・となるわけなのです、これが第二の理由になります。
最後に
改造は可能です、ただし小柄な方しか使用できません、またスロープでは角度が急なために室内から車いすを引き上げるウインチが必要となります。
軽四サイズの車いす用リフトはありますので、そちらも選択可能です。
軽ハコの車いす移動車、是非ご検討ください。
~その他サービス~
通信販売について:
通信販売可能製品については ヒカル通販クラブ にて販売を行っております
ご利用ください。
当社での施工可否: 施工可能
ヒカル自動車工業株式会社
596-0102 大阪府岸和田市山直中町983-1
お問合せ 072-444-2311
アダプテーションデザイナー
代表取締役 阪田 俊次
プロフィール
大阪は泉州岸和田生まれ、だんじり祭りが大好きな生粋の岸和田人間です。
学生時代は京都の山奥で育ち、サラリーマン時代は名古屋で揉まれ、いまは
岸和田で居を構え二人の娘のおやじでございます。
ご縁があって、株式会社オフィス清水 代表取締役 清水 深 氏と出会い
その想いに意気投合しこの世界に飛び込みました、今では自動車鈑金の技術を駆使し
国産車をはじめ輸入車の福祉車両の製作なども手掛けております。
いままではできなかったことができる時代になったきています、あきらめず、
もっと自由に、もっとわがままに、乗りたい車でカーライフを楽しみましょう。
ご相談お待ちしております。
フェイスブックでも全国の最新改造事例や最新の製品情報などを
発信しています。いいね!でフォローしてください。
ツイッターも勝手フォロー大歓迎です、ぽちっとフォローをお願いいたします。
展示会実績
大阪・バリアフリー展2015.2016.2017.2018出展
対象エリア
大阪府、和歌山県、奈良県、京都府、滋賀県、兵庫県一部