トールサイズのクルマを駆る!【車いすユーザー編】
トールサイズのクルマってイメージするとどんな車を想像しますか?
私は、アルファード、エルグランドをイメージしますが、
あとは、ランドクルーザー、ハイエース、トラック、ジープ、ベンツのVクラス、
今の流行だと、SUV関係でレクサスRX450、NX300、C-HR、マツダCX-8、ホンダヴェゼル、FJクルーザー、スバルフォレスター
カッコいい、乗りたいクルマがた~くさんあって困りますが、どうやって車いすユーザーは乗り込んでいるのでしょう?
私の知る限りの方法をご紹介します
①足を手で車の中に入れて上腕の力を使って体を引きあげて乗り込む
②サイドサポートのような昇降機を使って乗り込む
③運転席を回転昇降シートに変えて乗り込む
④スライドドアから乗り込み、運転席の背もたれを倒した状態で移乗し運転席に滑り込む
⑤リアゲートからリフトやスロープで乗り込み、運転席の背もたれを倒した状態で移乗し運転席に滑り込む
この5パターンがありますが、お会いした中で一番多いのが①足を手で車の中に入れて上腕の力を使って体を引きあげて乗り込むパターンです、
結構な高さを乗り込まれますので初めて見るとびっくりします。
このパターンの場合、必要な条件が3つあります、握力、上腕を含めた筋力、体幹を保持できること
お会いする方は、常にトレーニングをされた細身のナイスガイな方ばかりです、時々違う方もおられますが(笑)
いつまでもそのような乗り方できませんよねとお声掛けすると『今だけ、無理になれば小さいクルマのるから~』とにこやかにおっしゃっていましたが
颯爽とクルマに乗り込み走ってゆく姿は、カッコいい!
しかし、改造をしてトールサイズのクルマに乗り込むにはどうしたらよいのでしょうか?
②番③番が現実的のように思えますが、順にお話してゆきましょう。
②サイドサポートのような昇降機を使って乗り込むパターン
このパターンですが、基本的に製品がございません、ニッシン自動車さんに”ウェルライド”という商品がラインナップされていますが、現在は実質販売中止中、
また昇降機能付きサイドサポートシートもラインナップされていますが装置自身が大きく対応車種がない状態で開発が中止中、
当社でも昇降できるサイドサポートシートをラインナップしていませんのでダメ。
現在、海外では製品として存在はしているので国内で販売できるよう調整中です、ということで②のパターンは今後に期待したいと思います。
③運転席を回転昇降シートに変えて乗り込むパターン
このパターンは、新車メーカーからはそのような設定のクルマは存在しないので、当社が扱う汎用の回転昇降シート”ターニーEVO”を運転席にインストール
するという方法があります。
画期的ですね、運転席が下まで回転して降りてくるそのようなことが可能になります。
製品についての説明は コチラ をご覧ください。
ただし、条件があります、運転席が90°回転できるだけのスペースのある車しか取り付けができないということです、運転席にはハンドルがあって
回転しきれない車両の方が多いのです、ですから今のところの改造事例は、トヨタアルファードとトヨタエスティマの2件のみとなっています、
SUVでは少し無理があるようですね。
また、ターニーEVOはハイエースのようなエンジンが運転席の下にあるタイプのクルマには取り付けができません、製品の構造上の都合です、
ですからトラックもNGとなります。
このようにトールサイズのクルマに乗るにはまだまだ壁が高いのが現状です、いまのるなら③のパターンでアルファード、エスティマに乗るか、④のパターンのようにハイエースに乗るか
⑤のパターンのようにリフトやスロープで乗り込んで運転席に滑り込むかということになると思います、どれもSUVにはできないものばかりですね・・・
今後について
④の昇降式のサイドサポートシートに期待したいですね、当社でもトヨタ・ノアのルノー・カングーのお客様がお待ちです、東京ではテストが始まったと聞いています、
最新の情報はヒカル自動車フェイスブックでご確認ください。
⑤については今後も対応車種を探してゆきたいと思います。
最後に
お役にたてたでしょうか?ハンディキャップの違いによりさまざまな方法がありますので是非ご相談ください。ご相談は全国対応です。
お問い合わせは コチラ
改造事例は コチラ
~その他サービス~
ご相談ご来店予約は コチラ
ニコドライブ・ハンドコントロール体験予約 コチラ
デモカー体験予約 コチラ
出張ご相談予約 コチラ
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通信販売について:
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ご利用ください。
当社での施工可否: 施工可能
ヒカル自動車工業株式会社
596-0102 大阪府岸和田市山直中町983-1
お問合せ 072-444-2311
アダプテーションデザイナー
代表取締役 阪田 俊次
プロフィール
大阪は泉州岸和田生まれ、だんじり祭りが大好きな生粋の岸和田人間です。
学生時代は京都の山奥で育ち、サラリーマン時代は名古屋で揉まれ、いまは
岸和田で居を構え二人の娘のおやじでございます。
ご縁があって、株式会社オフィス清水 代表取締役 清水 深 氏と出会い
その想いに意気投合しこの世界に飛び込みました、今では自動車鈑金の技術を駆使し
国産車をはじめ輸入車の福祉車両の製作なども手掛けております。
いままではできなかったことができる時代になったきています、あきらめず、
もっと自由に、もっとわがままに、乗りたい車でカーライフを楽しみましょう。
ご相談お待ちしております。
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